ジェフユナイテッド市原・千葉に
欠かせない存在にまで成長した巻
オシム体制になった当初
千葉は阿部がいないと
どうにもならないな、
なんて思っていたが
巻さん千葉ファンの皆様
本当に申し訳ありませんでした。
これまでの千葉の前線といえば
チェヨンス、マルキーニョス、サンドロなどの
外国人選手が主
そのため巻や林はスーパーサブとして
しっかり結果残すな、
としか思っていなかった。
だが幸か不幸か
例のごとく
活躍した外国人選手は
一人また一人と千葉を離れて行き
その間、巻は千葉のスターティングメンバーとして
欠かせない存在にまで成長
そんな巻の最大の武器といえば
そのたぐいまれな
長身とがたいのよさを
生かしたヘディング
巻はあるテレビ番組で
利き足は頭です。
と言ったぐらいである。(ちょっとうろ覚えで怪しいけど)
確かに言えてる。
さらにスーパーサッカーを観た人には
分かると思うが
リフティング、ドリブル、フリーキック
に挑戦した巻
最高!!
天性としか思えないあの動き
夜中で迷惑だと思いながらも大爆笑
リフティングは15回続かず
ドリブルはボールを持たずに疾走
そして最後のフリーキックもかす当たり
お茶目すぎるぞ巻
頭以外は本当にだめなのか、
と思わせるあの動き。
しかしヘディングにおいては
さすがに超一流
巻のヘディングパターンは
他の選手の三倍はあるんじゃないかと
観ているものに思わせるほど。
それこそヘディングでのシュートはもちろん
くさびやアシストもそつなくこなす。
そこでなぜか一番目に付くものが
高さを生かしたヘディングというよりも
低いボールに飛び込んで
その後ゴロゴロと転げていく
なんとも泥臭いもの
あんたはかっこいいんだから
そういうのは林やハースに任せたら、
なんてどうしても思ってしまう。
これは失言
しかしそれが無ければ巻ではなくなるし
2005年Jリーグ得点ランキング日本人第3位となる12得点を
たたき出す事もなかっただろうな。
と確認のため得点ランキングを見直していたら
得点方法のスコアが示されていたので
巻の得点形式を見てみる事に。
えーっと巻は
右足7点 左足1点 ヘッド4点
確かに左足はだめそうだもんな。
えっ見間違えたかな。
えーっと巻でしょ
右足7点 左足1点 ヘッド4点
右足7点 左足1点 ヘッド4点
ヘッド4点!!!!
そんなバカな
あの巻だよ。
しかも阿部と得点配分が全く一緒。
横浜の大島、清水のチョジェジン、大分の高松なんかは
しっかりとそして丁寧にも
ヘッドの得点が一番多くなっている。
これがヘッドを得意とする選手のなせるわざである。
しかしそこは巻
只者ではないな
ヘッドよりも右足が得意なのに
DFに右足の対処をさせないため
偽の情報を流しているとは。
実際、頭脳派宮本のいるガンバ相手には
去年、右足の得点は無い。
しかし巻は宮本よりも頭脳派らしい。
宮本は全て読んでいたが、
読まれているのに気づいた巻
そこでとっさにヘッドへと切り替え
得点を奪ってしまうとは。
いやはや脱帽だよ
さらにすごい事に
裏でオシム監督を操っているとかいないとか
これは失敬、途中から妄想に入ってしまった。
なにはともあれヘッドを得意としているのに
頭での得点が右足のそれより3点も少ないなんて
驚きである。
それほどDFは
ヘディングさせないようにしているのかも。
さてぐだぐだと巻のコラムを書いてきましたが
そもそもこのコラムを書こうと思ったのは
日本代表の宮崎合宿でのこと
他の選手はそそくさと
バスに乗り込んでいく中
(特に久保、小笠原)
最も長く黙々とサインをし続けていた巻
宮本も確かに最後までしていたが
結構後の方で来たので少しだけ。
しかし巻はずっとそれこそ20分ぐらい
寒い中サインをし続けていました。
あの優しさには惚れる
本当にいいものを見せていただきました。
いやー寒い中待ったかいがあったわい。
2006/2/13 3作目